zipダウンロードだけでローカルサーバーを作る方法
こんにちは。かき氷の季節がやってきました。
アメリカのステーキより脂身が多めなめがねことたなかです。
こんだけ暑い日が続くと人は誰しも思うことがあります。
「簡単にWEBサーバーを立ててみたい!!」
というわけで今回は、zipを解凍するだけでWEBサーバーを動かす方法をご紹介します。
■始めに
WEBサーバーで有名所と言えば、「Apache」さんです。
細かい設定が色々出来るので、本番運用にはもってこいなのですが
ちょっと家でライトに動かすには設定が色々出来るので面倒くさいです。
Macな方ならまだしも、Windowsユーザーにとってファイル権限問題やコマンドライン問題は本当に鬱陶しい限りです。
でも、開発ツールはWindowsの方が好き!
という諸兄のために、今回は「PHPビルトインサーバー」なるものを動かしてみようと思います。
■用意するもの
~【材料(1台分)】~
・WindowsがインストールされたPC
(検証ではWindow7 Professional 64bit版を使用)
⇒ 1台
・インターネット環境
⇒ 無線、有線どちらでも
・ブラウザ
⇒ お好みで
・エディタ
⇒ お好みで
■手順
1.PHPのサイトよりバイナリのzipをダウンロードしてくる
今回はPHP7.0.0 beta2のスレッドセーフ版をダウンロードしました。
32bitPCの方はVCxx x86を
64bitPCの方はVCxx x64をダウンロードして下さい。
xxはPHPのビルドバージョンになります。
今回はVC14を使いました。
2.ダウンロードしたzipファイルを解凍
だいたいの人はダブルクリックしたら解凍出来ます。
3.コマンドプロンプトで該当のフォルダまで行って「php -v」を実行
失敗しました!!w
これはどうやらPHP7を入れるんだったら~
みたいなお話みたいです。【参考】
とりあえずMS公式サイトからVCランタイムをダウンロードしてインストールして再度実行したらちゃんと通りました。
こちらもOSのバージョンに依存するのでご自身の環境を確認してインストールして下さい。
4.実行するファイルを作る
適当なフォルダに index.php
というファイルを作り、中に
と書いてみましょう。
今回は C;\DocRoot
というフォルダを作ってそこにファイルを置きました。
5.コマンドプロンプトでサーバーを立ち上げる
ビルトインサーバーを立ち上げるコマンドは
これです。
引数に起動するhost名とポート番号を入れるのですが
どこからでもアクセス出来るように
とかしておきましょう。
さらに、ドキュメントルートを指定する-tオプションで
とかすれば完璧です。
6.ブラウザからアクセスする
自分のマシンなので
http://localhost:8000
でもいけますし
http://127.0.0.1:8000
でもいけます。
.htaccessなどの設定ファイルはApache依存なので読み込んでくれませんが
PHPやHTML、Javascriptなどのファイルは実行してくれますし
PHPで書ける範囲のスクリプトは簡単に実行してくれます。
ちなみに、コマンドプロンプト上ではアクセスログが見れますし
Ctrl+Cでサーバーが止まります。
■まとめ
PHPのこの機能は5.4からになります。
PHP以外にも様々な言語でビルトインサーバーの提供をしていますので
手軽にローカル環境構築をしたい方はぜひご活用下さい。
ベータ版のPHP7も難しい設定をすっ飛ばして試せてしまうので
なかなか楽しいですよ!