『WTFPL』ってなぁに?クソッたれライセンスの深く浅はかな話
お仕事でプログラムやデザインをしていると、どうしてもついて回ってくるのがライセンスの問題です。
とても使いたい!今すぐ使いたい!と思っていても、「商用利用不可」「許諾は都度連絡が必要」なんて書いてあることは日常茶飯事です。
日本のプロダクトであっても、アルファベット表記でライセンスが書いてある事も多くありますね。そんなアルファベット表記のライセンスの中の「WTFPL」のお話でございます。
ライセンスフリーの高給エンジニアこと田中です。
そもそも「ライセンス」ってなに?
「困った時はまずググれ」との格言に則って、とりあえずWikipediaで調べてみました。
ライセンス(米: license、英: licence)は、それが存在しなければ違法となる行為をすることを許可すること、あるいはその許可を証する書面のことをいう。
訳語は免許、認可、許可、鑑札など。
ライセンスを与える者をライセンサー (licenser / licencer)、ライセンスを受ける者をライセンシー (licensee / licencee) と呼ぶ。
いわゆる「免許」ってやつですね。
この項の中には、「コンピュータ関連」という項目があり、「実行許諾系」と「利用許諾系」という小項目に分かれています。
今回のお話はコンピュータ関連の中の利用許諾系の、さらにもう一歩踏み込んで「オープンソース」と言われるプログラムについてのお話です。
「WTFPL」を調べてみると・・・?
このライセンスには公式サイトが存在します。
公式の中の「About the WTFPL」のページをGoogle翻訳してみると以下の通りです。
「ファックあなたは公衆ライセンスにやりたいこと(WTFPL)はフリーソフトウェアライセンスです。」
いきなり「ファック」とか出ちゃう辺りがとても素敵ですね。
そもそも「WTFPL」が「Do What The Fuck You Want To Public License」の略であり、ここにもがっつり「Fuck」が入っています。
Wikipediaの「WTFPL」の項に載っている訳文を引用すると「どうとでも勝手にしやがれクソッタレ・公衆利用許諾(契約)書」ということらしいです。
「公衆利用許諾書」ってどういうこと?
オープンソースのライセンスとして使われる「BSDライセンス」や「GPL」等のプログラムに関わるライセンスには、概ね以下のような項目についての規定があります。
- 二次利用に関すること
- 改変に関すること
- 再頒布に関すること
- ライセンス条項の表記に関すること
- 商用利用に関すること
- 再頒布の際のライセンス変更に関すること
二次利用や改変、再頒布について条件付きであったとしても許容されているので「オープンソース」と呼ばれているのですが、「WTFPL」はその辺りにも「特に制限を設けない」という事をとても下品な表現で打ち出しているわけです。
使い道ってあるの?
変態エンジニア田中としては是非頻繁に使いたいと思っているのでGitHubに上げているツールとかにライセンスっぽい物を付けたいと思った時には積極採用するようにしています。
きっとそうすることで(変態)エンジニアの輪が広がると信じています。
終わりに
是非、僕も再頒布されたいものです。