プロにはしっかりお金を払った方が良い
こんにちは。株式会社パーソンリンク代表取締役CEOの葛山です。
今回は、プロにはしっかりお金を払った方が良いという話をします。
私は、知り合いのゴルフのレッスンプロからレッスンを受けているのですが、レッスンの契約をするときに担当者から友達価格で定価よりも安くすると言っていただけました。
非常にありがたいお話だったのですが、私は定価でお願いしますと言わせてもらいました。
理由としては、プロにはきちんとして料金を支払わないと結果的に私が損をするということを知っていたからです。
(プロとアマの境界線の話は難しいので一旦置いておきます。)
ゴルフのレッスンプロというのはゴルフを教えるために日々ゴルフの理論を学んでいます。
あとは、悪い癖を直すための矯正機材を購入したり、使い方を学んだり、トークスキルを磨いたり、日々の努力をしています。
そして、そこにはインプットに時間とお金がかかります。
レッスンはマンツーマンなので当然受けられる人数には限りがありますが、私がレッスン料を安く済ませてしまうとその分担当者は多くのお客さんを掴まなければいけなくなります。
そうすると私を担当してくださっているコーチはインプットにかける時間が減ってしまいます。
時間が減ってインプットの質が下がってしまうと、結果私のゴルフが上達しなくなってしまいます。
支払う方だけでなく、いただく方でも例えてみましょう。
私たちパーソンリンクと言う組織はクライアントからシステム開発のお仕事をいただいて、売上を上げています。
そしてその資金でメンバーの給料を支払ったり、採用や育成、手当てや慰安などを行い組織としてのクオリティやブランドを作り出しています。
しかし、もしもクライアントに単価を10%値切られてしまうと様々なコストも10%ダウンさせなければいけなくなります。
(実際には家賃などの固定費は削れなかったりするので変動費が10%以上削られることになります。)
こうした結果、パーソンリンクの仕事のクオリティが10%以上ダウンし、クライアントに適切なサービスを届けられなくなってしまいます。
ですので、プロにはしっかりと適正なお金を支払った方が良いです。
他にも適正なお金を支払うメリットとしては、サービス提供者に対してもそうだし、サービスを受ける自分の意識に対しても自然にシビアに見れるようになります。
私はゴルフのレッスンで文句を言ったり、ちゃんと教えろよなんて口が裂けても言いませんが、自分の実力が上がっていくかどうかはシビアに考えています。
その環境こそが教える側も一生懸命責任を持って教えるし、教わる側も真剣さが増して結果的にwin-winになります。
私は経営者なので社員のお給料を支払う立場にあります。どうしても給料が高い人程結果をシビアに見てしまいますが、間違っても「シビアに見られたくないから給料を上げない方が良い」とは思わないで欲しいと考えています。
高いお給料を貰ってより結果をシビアに見られている環境の方がwin-winになれます。
結論としては、プロにはお金をしっかり支払おう、一方自分もプロとしてしっかり支払ってもらおう、そしてシビアに見られる環境に身をおこう、というマインドが良いと思います。