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成功と成立の話

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こんにちは。株式会社パーソンリンク代表取締役CEOの葛山です。

今回は、事業を成功させる方法や成功させられる人の特徴などについて話します。

ありがたいことに私は最近いくつかの事業の立ち上げ、フェーズに携わらせて頂いています。事業の立ち上げをしたことがある人が持っていて、事業の立ち上げをしたことがない人で持っていない観点を一つ発見しました。
それが事業を「成立」させるということです。

事業を立ち上げるからには、きちんとその事業を「成功」させる意識は当然誰もが持っているのですが、その事業を継続していくために「成立」させなければいけないことを見落としている。もしくは軽視している人は意外と多いです。
よく成功モデルや競合との差別化、拡大戦略といった事業の話が出てくるのですが、それ以前にまだその事業は事業として成立してないのではないかといった事が多々あります。

「成立」していない状態というのは、例えば大学で新しくサッカー部を立ち上げるときに、メンバーが11人集まっていない状態です。
そんな中、強くなりたいから海外から優秀なコーチを呼ぶ、といった話や、トレーニング施設を設けるといった話は、まだまだ先のことになります。
まずサッカー部を「成立」させる為には校内を周り、部員を勧誘して11人集めることや、練習場を確保することが必要です。

この例えが想像できるかわかりませんが、まだ実績も何もない新しい部活動に勧誘されても、興味がなければ入部する気には中々ならないと思います。
実は事業だけではなく、何かを「成立」させるって相当ハードルが高いです。
多くの人が「成立」のハードルの高さを見誤っています。

ここで強調しておきたいのが、決して目先の「成立」がまだできていないのに、先の「成功」を頑張るのが悪いというわけではありません。
当然「成立」させた後には、「成功」に持っていかなければいけないので、事前にその準備をしておく事が大事です。
11人のメンバーを泥臭く集めながら先回りして優秀なコーチを入れるということは素晴らしいことだと思います。「成功」する人は準備が早いです。

そして、今回一番お伝えしたいのが、「成功」と「成立」は連動はしているが、頑張り方は大きく違うということです。
どちらも大事なのですが、「成功」させるための努力、「成立」させるための努力を切り離して考えられるとより仕事が順調に行きます。
この切り離しができていない方は、まだ成立していない事業では苦戦すると思います。

今回のまとめです。
・「成立」させるハードルは思ってる以上に高い
・「成功」と「成立」は努力するポイントが違うので分けて考えられると良い

hiroki isotani

hiroki isotani

広報担当


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